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西山毅 [虎音 HU-YIN] 私が米国系メジャーレーベルのエンジニア・プロデューサーをしていた頃、デモテープを持参してくれた彼はギター・プレイヤーとして将来を夢見ていることを口数少なく語ってくれた。 当時は私の力不足で彼と仕事をすることは叶わなかったが、西山は自分自身の実力でデビューを果たしたのだった。 20年以上にわたり在籍したハウンド・ドッグを卒業した彼に、あらたなプロジェクトを提案したく連絡をとると、ツアー中の彼は快く再会を約束してくれた。 東南アジアのスコールにも似た土砂降りの夕刻、待ち合わせた喫茶店に現れた彼は、「相変わらず名刺を持たないので、これが代わりです」とこのCDを差し出してくれた。あの頃と変わらない、穏やかな語り口で。しかしその眼には自信が溢れていた。 突然のバンド解散に戸惑ったこと、生きていく上でその時ほど音楽が、そしてギターが支えになったことは無かったと・・・。 しかし天が彼に与えた"才能"は、いつまでも西山を過去の活動に縛っておくほど、寛容ではなかった。 中国で大観衆を前に演奏するという使命が用意され、北京にある人民大会堂でのコンサートが実現したのだ。おそらくロック・ギターリストとしては最初の、外国人アーティストとしても小澤征爾氏に次ぐのではないだろうか? そうした経験を的確に閉じ込めたアルバムがこのCD 虎音[HU-YIN]だ。バリバリのロックギターが聞こえてくるだろうと、居住まいを正してスピーカーの前に座った私の耳に最初に聞こえてきたのは、あまりにも涼やかで軽快なメロディーの「抱きしめたい」であった。『おっ?西山君、肩の力を抜いて、音楽を心から楽しむ心境になったな!』 そして風を表現するかの様なギターの咆哮の中から、期待に応えるかのように始まったライト・ディストーション・サウンドの「Shout At The Horizon」 人生のひとつの曲がり角を通過した彼が、あらたにチャレンジしていく様を描くかのような、少しだけメランコリーさをまぶした「春航」 さあ行こう、俺はもうすべて吹っ切れているぞ!と宣言し、誰も俺を吹き飛ばす(BLOW)事はできないと、ギターの神様の如くテクニックを披露する「Here We Go」 ギター職人が色とりどりの弦を紡いで、アラベスクのように織り成す、タイトル曲「虎音 HU-YIN」 ハウンド・ドッグ時代の戦友ともいえる八島順一の作品、あの「涙のBIRTHDAY」でこのアルバムは幕を閉じる。 虎音HU-YIN 私が最も求めていたギター・サウンドの玉手箱だ。西山君、今度こそ新しいプロジェクトを一緒にやろうではないか。 2007/05/30 Masayuki AMANO
[A-String] YZAS-2
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