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 2008.Jun13 東京虎ノ門にて     .

栗山章
Sho Kuriyama















1935年福岡市生まれ 作家。
日米のレコード会社で音楽、映像、舞台製作に従事。
「メリコンダラー頌」で朝日ジャーナル ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。
(89年度)


死ぬにはいい日だニュ-ヨ-ク道路情報
ブル-ス・ウィリアムズ/栗山章 /新評論 1990/04出版
女王陛下の店ニュ-ヨ-ク漂流
栗山章 /新評論 1991/06出版
ジャマイカの白い冬
栗山章 /マガジンハウス 1994/06出版
ドガ・ダンサ-ズ
栗山章 /幻冬舎 1995/06出版
白馬のルンナ
栗山章 /マガジンハウス 1996/09出版
カラスを撃つ男栗山章作品集
栗山章 /双葉社 1998/04出版
ここがニュ-ヨ-クでなくても
栗山章 /光文社 1999/10出版
  「テロリストは千の目を持つ」

音楽ディレクターから作家に転進した元上司

およそ40年も昔の事。深夜ラジオ番組が全盛の時代がありました。当時はDJとかパーソナリティなんて呼び方も定かでは無かったし、マイクの前でしゃべる方たちも、分別のある年齢の局アナだったり、俳優であったりです。言い方を変えれば、オジサンやオバサンが番組を担当していたのです。その深夜番組のひとつにオールナイト・ニッポンという人気番組があったのですが、オジサンDJ諸氏がこぞって応援している、内藤洋子さんというアイドルがいらっしゃいました。

黒澤明監督の名作「赤ひげ」で女優デビューを果たし、アイドル歌手としてレコードを出し「その人は昔」という映画の挿入曲であった「白馬のルンナ」という作品は一躍脚光?を浴びたのでした。おぼつかない彼女の歌い方に、オジサンDJたちは毎晩のように「次はお待ちかね、お待ちかねと言っても僕が待っていたんだけど、ヨーコチャンのルンナですよ~!」なんて紹介の仕方でかけまくっていたものでした。その名作「白馬のルンナ」を世に送り出したのが、ここで紹介する栗山章さんなのです。

後に栗山さんは米国系のメジャー・レーベルのディレクターとして迎え入れられたのですが、私はそのレコード会社に新卒として入社、栗山氏の薫陶を得る機会に恵まれました。外資とはいえエンターテインメント業界、あらゆる兵がそろう中で穏やかでかつインテリジェンスを湛えた氏に、私は若輩ながら一味違う人だという印象を持った記憶があります。

会社を辞しニューヨークに移住した栗山さんは木佐貫邦子さんという舞踏家の舞台を手がける事になり、私も音楽制作でお手伝いをさせてもらいましたが、私自身がIT業界に転進した事もあり、疎遠になっていました。私もニューヨークに行く度に、栗山さんと偶然にでもお会いできないかと淡い期待を持っていましたが、結局のところそれは適わず約20年も音信不通になっていました。そんな栗山さんから電話があったのが2008年6月のはじめ。作家活動としての最新作を9月に河出書房新社から発表する事となり、日本に戻ってきたとの事。どうやらすごい本が出る様です(私は作家ではないのでボキャブラリーが貧困)。。。

聖ジェンナーロ祭の数日前に巡り合った男女の恋物語と思いきや、彼女の父はなんとテロリスト。ひと波乱もふた波乱もあった後、物語が完結・・・その時二棟の貿易センタービルに旅客機が突っ込んだ。こんな内容らしいのですが、一日も早く製本された作品を読んでみたいと待ち焦がれているのです。

栗山さんについては、もう少し紹介をしていきたいと思っています。近いうちにまた。


 
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